まんが「ふれなばおちん」感想ネタバレ

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私は、30代後半の主婦です。二人の

子供がいます。二人ともまだ乳幼児な

 

ので、日々はバタバタ。はっきり言っ

て女を捨てています。

 

なのでこの「ふれなばおちん」の最

初のあたり、家族のために生き女を

 

捨てている主人公、夏の姿に他人事

ではない気分になりました。「昔は

 

ヒールの靴も履いていたし、おしゃ

れもしていたけど、今は夫と家族の

 

ためにおいしい食事を作る方が大事

。家族の健康が大事」だから、髪は

 

ぼさぼさで着ているものも体型もま

ったく気にしていない夏。

 

こんな主婦、私を含めてやまほどい

ると思います。そしてそれが幸せな

 

のです。
そんな夏がある日恋に落ちてしまい

 

ます。夫の会社の派遣社員の男性、

龍です。

 

でも実は、それは夏の夫が仕組んだ

ことでした。すっかり女を捨ててし

 

 

まった夏と、同僚のいつまでもきれ

いな奥さんを比べてしまい、女であ

 

 

ることを思い出してほしくて、「妻

を誘惑してほしい」と依頼したので

 

す。
最初のきっかけはどうあれ、しだい

 

に本気で惹かれあう夏と龍。どんど

んきれいになっていく夏。

 

夫は、軽い気持ちで誘惑を依頼した

のであって、本気で不倫だとか離婚

 

だとかまで考えていたわけではない

のに。

物語のはじめの方では、私と同じよ

うなどこにでもいる女を捨てた主婦

 

として、笑ったり共感したりしなが

ら読みました。しかし次第に恋に本

 

気になっていく姿に、応援したいよ

うな引き留めたいような…。龍を選

 

んでも幸せな未来などなさそうであ

ると、危険を承知で進む恋など、子

 

持ちがするものではないと言いたく

なります。でも、自分を丸ごと変え

 

てしまうほどの恋愛感情に共感する

気持ちも、女を捨てたはずの私にも

 

まだ残っているのです。
「ふれなばおちん」とは「触れなば

 

落ちん」、つまり「男性が誘えばす

ぐにでも応じそうな女性の様子」を

 

表した言葉です。夏のことを表して

いるともとれます。同時に、あと一

 

押し何かがあれば簡単に深い関係に

落ちていってしまいそうな、夏と龍

 

との関係も表しているように思えま

す。

 

そして物語のラストのラスト、この

タイトルの言葉が出てきた場面では

 

、簡単に言い表せないもっと深い意

味が込められているように思えまし

 

た。
ぼさぼさ頭でガハハと笑う太った主

 

 

婦も、何かひとつ、触れるものが現

れたとき、危険や大事な家庭を省み

 

 

ずに落ちて行ってしまう恋もあるの

かもしれない、と思いました。

 

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